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妊娠期の葉酸はなぜ必要?あるリスクを低くする効果があります

2021/04/15

育児


妊娠期の葉酸はなぜ必要?あるリスクを低くする効果があります


妊娠前や妊娠中、特に必要とされる栄養素「葉酸」。


葉酸は胎児の成長に重要な栄養素となります。


なぜ重要なのか?


今回はこの「葉酸」の重要性についてまとめました。



妊娠期に重要な栄養素「葉酸」とは

妊娠期に重要な栄養素「葉酸」とは


葉酸とは細胞や血液を作るはたらきのある栄養素。


18歳以上の女性では1日に240μgの摂取が推奨されています。


しかし、妊娠期の推奨されている摂取量は1日に400μg。


妊娠期に大切な栄養素だということがわかりますね。





妊娠期の葉酸摂取が必要な理由

妊娠期の葉酸摂取が必要な理由

妊娠期の葉酸摂取がなぜ必要なのでしょうか。


厚生労働省が開設したサイト情報を見てみましょう。


数多くの疫学研究から、受胎前後における葉酸摂取により胎児の神経管閉鎖障害(NTDs: neural tube defects)の発症リスクが低減することが報告されました。そこで日本では2000年に厚生労働省から、妊娠の可能性がある年齢の女性等に対する葉酸摂取に関する通知が出されました。

引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」



ここからわかるように、葉酸を摂取することで胎児の神経管閉鎖障害のリスクの低減が期待できることがわかりますね。


また、「受胎前後」との記載がありますが、具体的にいつからいつまでの葉酸摂取が大切なのか。


その記載もありましたので載せておきます。



日本でも2000年に厚生労働省から神経管閉鎖障害のリスク低減のために妊娠の可能性がある女性は通常の食事からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂取するよう通知が出されました。この通知において、諸外国の研究結果から神経管閉鎖障害のリスク低減のための葉酸の摂取時期はおよそ妊娠1か月以上前から妊娠3か月までとされています。

引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」



妊娠1か月以上前から妊娠3か月までの葉酸摂取が特に大切だということがわかりますね。


理由は、妊娠初期は胎児の細胞増殖が盛んで、神経管の形成期であるため。


妊娠1か月以上前からとなっているため、妊娠を望んでいるときには葉酸の摂取が望ましいですね。


私の妻も妊娠期はサプリメントで葉酸を摂取していました。


妊娠とは関係ありませんが、貧血を起こしやすいため現在でも葉酸をサプリメントを服用しています。





葉酸不足によるリスク「神経管閉鎖障害」とは

葉酸不足によるリスク「神経管閉鎖障害」とは

神経管閉鎖障害とは主に先天性の脳や脊椎の癒合不全のこと。


具体的には、下肢の運動機能障害や膀胱、直腸機能障害、脳が形成不全となる無脳症となる可能性があります。


※神経管閉鎖障害は葉酸を摂取することでリスクの低減に期待ができますが、遺伝などを含めた多くの要因が複合して発症するものです。





食事からでも葉酸の摂取は可能?

食事からでも葉酸の摂取は可能?

葉酸はほうれん草や枝豆、ブロッコリーやレバーなどの食品から摂取が可能ですが、熱に弱く、水溶性のため水に溶けやすい性質。


そのため、調理をすることで失われやすいです。


またこのような報告がされています。



食品中の葉酸(dietary folate)の大部分はポリグルタミン酸型として存在し、モノグルタミン酸として消化吸収されるまでの代謝過程で様々な影響を受けるため、生体利用率は一定でなく、ばらつきが大きいことが報告されています。

引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」



食品に含まれている葉酸の場合、体内で利用される割合が不安定ってことですね。


それに対して栄養補助食品(サプリメント)ではどうなのか。



これに対していわゆるサプリメントなどの栄養補助食品、葉酸添加食品などに使用される合成型の葉酸(folic acid:プテロイルモノグルタミン酸)は通常の食品中の葉酸(dietary folate)とは構造が異なっており、安定性及び生体利用率が高いことがわかっています。葉酸と神経管閉鎖障害のリスク低減との関連を示した諸外国の大規模な疫学研究の結果は、この葉酸(folic acid)のサプリメントによるものがほとんどです。

引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」



食品に含まれる葉酸と、栄養補助食品の葉酸では性質が違うということですね。


栄養補助食品から葉酸を摂取することの大切さがわかります。




妊娠期の葉酸はなぜ必要?【まとめ】

妊娠期の葉酸不足によるリスクとは?【まとめ】

妊娠期に葉酸を摂取することで、神経管閉鎖障害のリスクの低減に期待できる。


胎児の成長過程に対して、重要な摂取時期も明確になりましたね。


生まれてくる赤ちゃんのためにも、葉酸を摂取してリスクを低減できるようにしましょう。


また、葉酸だけ気を付ければ大丈夫ということではなく、ほかの必要な栄養素もきちんと摂取するようにしましょう。


必要な栄養素の摂取に不安がある方は、葉酸と一緒にほかの栄養素もきちんと摂取できるサプリメントを使うのもありですね。


妊婦さんと胎児に必要な17種類の栄養が摂取できるサプリメントを下に載せておきますので、興味のある方はどうぞ。


産婦人科医、管理栄養士監修

妊娠中に摂取するべきでない成分を排除


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